８月５日（金） 白杉（曇り時々晴れ）
今回は山弘渡船に行くことにした。前日に電話すると、４号で５６㎝を頭に８枚釣れたらしい。釣り方はイガイだそうだ。迷ったが、同じ釣り方で爆釣した後は、なんとなく嫌な予感もしたので、１号を予約した。当日は私一人を乗せて、５時前に出船。筏に乗ってしばらくするといくつかの問題が発生した。その一つは、釣り人がとってしまい、筏にイガイがほぼ付いていないことだ。他にも困ったことがあり、とにかく１日釣りができるのか不安であった。なんとか釣りを始めたのは５時半頃だった。そして５時４５分、最初のアタリがでた。モゾモゾと触った後、穂先を１㎝ほど押さえた。「よっしゃ！」完全にもらったと思ったがかからなかった。「早かったのか・・・。」６時までに、同じようなアタリをあと２回失敗した。「なぜ？相手が小さいのか？チヌじゃないのか？もしかしたらフグか？チヌだとしたら、朝一の時合いやし、このタイミングを逃してボウズもよくある。潮が悪い日なら最初で最後のチャンス。なんとかしないと」そんな思いが、頭の中をぐるぐる回った。案の定。連続したアタリは６時以降止まった。「うーーん。まずい。チヌがおらんのか。やっぱり４号にすべきだったか・・・。」
６時３０分、数少ない大きめのイガイを落とし込んだ。しばらくするとフワと１度穂先がお辞儀した。「？」２０秒ほど経過しただろうか、今度はクッと一瞬突いて、終わった。「・・・、チヌなら連続して触ってくるような？やっぱりチヌじゃないのか。いや、もしかした食い渋っているのか。待ってみよう」それから１分ぐらい経過しただろうか、またアタリがでた。今度は穂先が朝より少し入ったところであわせた。手応えあり。「やっぱりチヌやった。なんとか、上がってくれ。」しばらくのやりとりの末、タモに入ったのは中型のチヌだった。「やった！」ボウズを脱出してうれしかった。１枚釣れてやっと落ち着いた。チヌがいることはわかったので、後はチヌの食い気がでるのを待つだけだった。イガイをパラパラ撒いて、ひたすら落とし込んだが、アタリはない。８時１５分、暑くなってきたので、プールパラソルを組み立てていると、穂先が海中に引き込まれた。戻ってあわすと、のった。「おおおー、でもこういうアワセの時は外れるからな。」魚は何度も鋭い突っ込みを見せたが、無事タモに入った。ハリはタモの中で外れていた。「いいのが釣れた！いいのが釣れた！」満足した。そしてきっとまだ釣れると感じた。
魚の写真を撮って、すぐにイガイを落とし込むと、着底後すぐにアタリ。はずしたが、時合い突入と思った。しかし、アタリはそれで終わってしまい、また静かな海になってしまった。次のアタリがでたのは９時５０分だった。突然、コチョコチョと触ったかと思うと穂先が入った。３０㎝後半GET。「やぱり１０時頃、時合いになるな～」次の1投も着底後すぐにアタリ。モゾモゾ触り続けた。当日は大きな当たりが多かったが、いつもはこのアタリであわしているので、思い切ってあわせた。４５㎝GET。続いて、着底後すぐに押さえ込む。４０㎝オーバーGET。３連発。
しかし、連発アタリもここまでで、ちょっと間の空いた１１時２０分に青く輝く小型のチヌが釣れて時合いは終了した。スカリは５枚で定員オーバーなので、このチヌは即放流した。
もう十分満足したが、予定通りの１０時の時合いがあったので、昼、１４時、夕方と時合いがくると思った。「やっぱり、やめられんな。もう少しがんばろう。」しかし、予想に反して昼の時合いはなかった。ただ、１２時半頃アタリがあったので、まだチャンスはくると思った。ところでイガイの釣りだが、外道の様子がわからないので、時合いは突然やってくる感がある。ただ、ここ３回の釣りで思ったのは、パチンコの魚群リーチではないが、表層に十数匹の小アジの群れがでてくると時合いになるような気がした。もちろん、まったくあてにならないけど。
時刻は１４時になろうとしていた。アジが表層にいるなか、突然のアタリ。あわせきれなかった。「お！時合いがきたか。」次はとっておいた少し大きめイガイ。集中して落とし込むと着底後すぐに押さえた。思いっきりあわせたが、一瞬の手応えの後、すぐ外れた。「くそ～。バッチリやと思ったけどなー。」時合いの最初で失敗すると大きい。次の１投には反応はない。でもパターンの時間帯にアタリがでたので、魚の活性のよい日には違いなかった。穂先に集中して３０分。久しぶりにアタリがでた。細かいのは我慢して見送っていると、しっかりと押さえた。元気な引きを楽しみながら上げたチヌは良型だった。ポイント釣り具店の釣行記によると、型は小さめかと思っていたが、よい型が多い。使う餌の違いかなと思った。
その後、アタリはなくなったが、１６時には最大の時合いがくるような気がした。イガイをパラパラ撒いて過ごした。「疲れた・・・。腰も痛いし、暑さのせいか、頭も痛い。」やる気がどんどん低下した。「とにかく１６時までやろう。」そして１６時になった。穂先は突き刺さらない。そんなタイミングよくいくわけはないが、もういいと思った。１６時半納竿とした。魚は４０㎝台のみ筏に上げて、写真をとり、２枚を残してその場で放流した。帰りの船で、風に吹かれながら見る海が気持ちよかった。
釣果：７枚（46・45・44・42.5・38.5・35・33.5㎝）
