9月2日(日)    長浜(晴れ)

 今回は長浜に行こうと思い、金曜日に様子を聞くとあまり釣れていないようだった。しかし、遠出する気はないので、行くことにした。7,8番は予約が入っているとのことだったので、5番に乗ることにした。当日は午前3時に出発し、黒鯛釣り具店で団子(中)、サナギ2袋、丸貝1パックを購入し、釣り場にむかった。出船は5時半過ぎだった。筏に着くとまずは丸貝を落としこむ。反応はない。次にサナギを投入する。上げるとサナギがボロボロになっていた。大丹生同様、外道の活性はあるようだった。チヌを外道以上に寄せようと考え、すぐに団子釣りに切り替えた。あっという間に表層にはサヨリの大群がやってきた。底からも泡が上がってきた。もちろん、底での外道の活性も更に上がり、サナギがすぐにきれいになくなってしまうようになったが、サナギハリス団子の乱打戦で勝負することにした。チヌが外道よりも先に餌を見つける回数を上げるために手返しを多くしようと思った。「きっと20投に1度。いや30投に1度はチャンスがでる。そして撒き餌が効いてくれば、さらに確率があがる時間帯がでるはず。」そう考えた。

 ところが、外道の激しさは予想を超えたものだった。サナギはいわゆる瞬殺状態。前回の大丹生以上。落とし込みの場合は底に着くまでになくなった。もちろん、団子にも包んだが、団子から抜けると一撃だった。これは無理だと考えた8時20分、丸貝に切り替えた。しばらく、放置するとコンコンと強いアタリがでた後、一呼吸おいて穂先が軽くお辞儀した。「よし、これはチヌやろ。でも、なんか引きが変や?」果たして上がってきたのは、確かに30p強のチヌだったが、なんとハリが肛門にひかかっていた。「どうして、こんなことになったんや・・・。でもチヌがいることはわかった。これからや!」しかし、丸貝を続けたがアタリはでない。

         


 その後はサナギの乱打戦を挑み、疲れたら丸貝で粘った。きっと何か粘る中で変化がでると思った。しかし、外道の活性はいっこうに衰えない。ホームページをやり始めて以来、最高の激しさに思えた。小団子で団子ごと食わせようとしたり、団子を抜くタイミングを延ばしたり、考えられることはやった。しかし、サナギでは1度のアタリも出せなかった。チヌがいなくて手も足もでないことはよくあるが、おそらく多少のチヌはいるのに、手の打ちようがない、非常に情けない気持ちになった。そして16時、気持ちが切れたので納竿とした。「あかん。ほんまに疲れた。夏の釣りはもうたくさんや。」

 迎えの船にはがじろうさん親子が乗っていた。がじろうさんの息子に、今回はチヌを見せられたが、なんのリアクションもなかった。「そら、このサイズ1匹ではな〜。ところで次回は少し涼しくなってからやな。それまでは崩壊してきた釣り道具を何とかしよう。」穂先のガイドが3つも飛んでしまった竿がまだましに思える道具達が少し悲しくなった。

釣果:1枚(32p)