12月1日(土)    白杉(曇り時々雨)

 またまた釣行しない日が続いてしまった。当日は天気が悪いのはわかっていたが、寒さに負けていると今シーズンも終わってしまうと思い、山弘渡船に行くことにした。自宅を5時に出発し、舞Iに向かうが亀岡付近で小雨が降ってきた。その後ポイント釣り具で、団子(中)、サナギ、オキアミを購入し、釣り場に向かう。この頃には幸い雨も上がった。すると気持ちが楽になったせいか、吉田を過ぎるあたりから急にワクワクしてきた。釣り初めの頃はいつもドキドキしながら車を走らせていたが、今になってそんな感覚になったのが意外だった。釣り場には7時に到着し、すぐに出船し、1号に上がった。当日は最終まで釣るつもりはなかったので、すぐに団子を投入し、釣りを開始した。海の様子はいつもと同じ。表層には何もいないが、底にはカワハギがいて、サナギがボロボロにされる。ただ、1ヶ月前より、カワハギの数は少なくなってきているし、サナギの原型は残るくらいの活性であった。コーンも一撃なくなるというほどでもない。チヌがいれば、釣れてもよい状態だと感じたが、なかなか気配を感じるようなアタリはでない。「はぁーーーーーー」ため息がでる。周りを見渡すと、前方の林が紅葉していた。見慣れない光景だった。たぶん、この時期に山弘には来ていなかったのだろうと思った。十分綺麗な紅葉だった。そして家の近所にも紅葉の名所がいっぱいあるのに、全く見に行っていないことを今更気が付いた。

                        


 ただ悠長に景色を見ていられたのは9時頃までであった。その後は目まぐるしく天気は変わった。雨、風、曇り。時々雷。そして雨。疲れる。

                       

 さらに天気は悪化し、写真を撮る気力もなくなった。11時にはあられが降ってきた。天気は変われど、海の中の状況は変わらない。チヌがいない。12時に強風とともに降ってきた雹(ひょう)で完全に切れた。「もうあかん」そこから1時間粘った13時、撤退を決断。13時半前、荒波の中、帰港した。車に乗り込むと、外の荒天は関係ない。極楽だった。綾部の山中の紅葉を見ながら、車を走らせた。特別な紅葉ではない。普通の自然のおりなす紅葉で十分だった。そんななか、丹波に近づくと、ところどころ大胆に削れた山が現れる。京都縦貫道をつなげようとしているのか?すごい工事だ。完成したら便利にはなる。でもどれだけの人が利用するのだろう。国土強靱化を目指す人が今度は首相になるようだ。10年で200兆円。私が自宅耐震化を目指して5億円の家を建てると言っても、許されるのだろうか。

釣果:次もワクワクする場所へ