7月20日(日)  白杉(曇り一時雨) 中潮

 西田渡船に電話を入れると予約が多く入っているとのことだったので、他の場所に行くことにした。掲示板にマーやんが白杉に行かれるとの書き込みがあったので、一緒させてもらうことにした。餌はいつも通りに団子(大)、アケミ、丸貝(500円)、サナギ、氷、合計4300円。現地には4時に到着し、マーやんとオキタさんと談笑する。筏に3人でのったのは5時半過ぎだった。南風が前日まで強かったらしいが、それほど当日は気にならなかった。釣り人は白杉も多かった。
 
 まず、団子を投入してから釣りを開始した。第1投はサナギでやった。微妙だが、アタリがあった(ように思った?)。「これはいけるか!」と思ったがその後、サナギ、丸貝は勿論のこと半貝、ムキミにもアタリはなかった。巨キスが釣れた時以外は明確なアタリなく時間が経過した。9時半頃だっただろうか、竿がズーという感じでお辞儀した。魚ではなさそうだったが、あわせてみた。のったが重いだけ。上がってきたのはタコだった。タコを退治したのでアタリがあることを期待する。そしてその10分後ぐらいだっただろうか、サナギに明確なアタリがでた。派手なアタリだったので、小チヌだったかもしれないが当日唯一のチヌらしいアタリだった。かけかれなかった・・・。そして納竿の6時半をむかえてしまった。

 当日の状況であるが、活性の低くなる要素はあった。南風がここ何日か続いたこと。釣り人が多いことなどである。しかし、全くなかったかというとそうでもなかった。私の前の筏の釣り人は朝からアタリがあるらしく、よくアワセをいれており、午前中だけで7枚ほど釣られていた。他にも数枚釣られた釣り人は何人もいたようだ。数を釣られた人の共通の餌はシラサだった。動く生き餌には反応するくらいの活性だったのだろう。私は全くシラサを持って来る気はなかった。理由は外道にとられたかどうかがわかりにくいこと(下手ということです)、またシラサで釣れるチヌは総じて小型だと考えているからだ。しかし、知らない釣り場に行くならもっと情報を集めて(シラサを持っている釣り人が結構いたように思ったので)、チヌを釣ること考えてもよかったと思った(今回みたいな活性だとチヌの食う餌を使わないと大きいのも釣れないから)。でもそれ以上に思ったのは自分の釣り方を多くの釣り場で通用させる工夫が大切ということだ。実際オキタさんはオキアミで、マーやんは丸貝で数少ないチャンスをものにされていた。私も白杉リベンジを願って集中してやった。やれることはやったように思っていたが、シラサで釣っていることを早い段階で気づいていたのだから、たとえ動かない餌しか持ってなくても動かせばよかったと思う。竿下ではやったのだが、遠投して動かす釣りをしなかったことが反省点だった。

 今回の釣りは厳しかったが、いろいろ考えることがあってよかった。大丹生で3回連続納得できる釣りができたので、事前の作戦を考えることをしなかった。状況を予想して釣果をあげることも釣りの楽しみだということを忘れていた。しかし、ボウズは避けたいが、やっぱり餌はサナギか丸貝かな。でかいの釣れるし。こんなことを考えていると、いつまでも考えてしまう。釣りは奥が深くておもしろい。最後にマーやん、オキタさんのおかげで今回も楽しく釣りができた。「マーやん、オキタさん、また付き合ってくださいね!」
 
釣果:完璧ボウズ