8月31日(日) 福井県美浜(曇り時々晴れ) 中潮

 今回は記念すべき黒逢会の第1回大会で美浜に行くことになった。自宅を午前1時過ぎに出発し、美浜には3時半頃到着した。休憩所にはチヌキチさん、ヒラマサさん、JIIさん、モビットさん、浜さん、オキタさん、ナガさんがおられた。挨拶をして車にもどってしばし仮眠した。5時に集合し、くじ引きで筏を決め、6時前に出船した。

 通称「岩場の筏」の15番から20番に分かれて乗った。私は19番筏にJIIさん、モビットさん、ヨッシーさんと乗った。団子を投入し、仕掛けを作り、釣りを開始する。表層には、サンバソウ、グレが泳いでいる。釣れそうな気がした。水深は6,7メートルほどか。浅い。最初はサナギをつける。アタリがある。丸貝をつける。アタリがあったように思った(うねりがあって自信がありません)。そうこうしているうちにヨッシーさんがかけたが、残念ながらバレた。私の方は最初の数投は魚の反応があったが消えてしまった。アタリがないまま時間が経過した。そんななか、9時頃までにモビットさんは2枚釣られた。「すごい!」

 うねりがあり、しかも連結筏でゆれ方がいつもとちがうためと、体調不良のためだんだん気分が悪くなってきた。釣りはもちろん続けたが集中力がない。大会はチヌが釣れないだろうと思い、いろいろ食い渋ったときの作戦を考えてきたのだが、実行する気力が・・・。11時半過ぎ、いったんあがる。大量のうんちをすると気分と多少よくなった。1時間ほど休憩し再び筏に戻った。少しうねりもゆるくなっている。体調も回復。「よーし、がんばるぞー。」団子に反応がある。「うん?状況がよくなったか?」。釣れそうな気配はあるが、団子あたりだけで、餌はとられない。「チヌいるような気がするのになー」2時過ぎ、17号筏の山さんが大きなチヌを釣られた。「チヌ、食うんや!がんばろー。」しかしどうしたら、食ってくれるのか。ヨッシーさんに聞くと山さんは誘いを結構入れられるらしい。団子投入後、ボラあたりで丸貝が抜けた後、5分ぐらい誘いをかけ続けた。ポイントより1メートルほど右で小さなアタリがでた。止めて待つ。しばらくするとまたあたる。しばらく小さなアタリを待ったあとの大きめのあたりであわす。「のった!」30センチ弱のチヌが釣れた。体高のあるきれいなチヌだ。とてもうれしかった。しかし、釣果はこの1枚に終わってしまった。納竿の5時まで、ボラが団子をわる理想的な状況で、チヌは数は多くなかったであろうが近くにいたと思う。釣れそうな気はしたのだが・・・。美浜の筏は浅いし、うねりなど外洋の影響をうける難しさはあるが、技術と経験を積めばそれが結果にあらわれる。もう一度来たい、おもしろい釣り場だと思った。(釣ったチヌの腹には舞鶴のようにサナギはつまっておらず、その代わり丸貝を食っていた。丸貝好きみたいだ。さし餌半分くらいはサナギをつけてしまった・・・。しかも買った丸貝を大量に余してしまった。ヨッシーさんからアドバイスは聞いていたのに・・・)
 
 大会結果としては、山さんが2尾長寸で85センチ弱、しーさんが81センチ弱と立派なものだった。そして何より、今回も黒逢会のメンバーと親交を深められたのが収穫だった。顔と名前が一致してない方がおられたのが心残りだが、黒逢会が存続する限り、またお会いする機会があるのでその時にと思った。

釣果:1枚(29.5cm)